デジタルマーケティングってなに？～目的やメリット、種類をご紹介～

インターネットの発展は成長し続け、マーケティング戦略においてもオンライン手法のものが増えてきました。

そこで今回のコラムでは、”デジタルマーケティング”についてご紹介します。

デジタルマーケティングとはなにか、目的やメリットなどの基本情報について紹介します。

時代の波に置いて行かれぬよう、デジタルマーケティングを攻略し活用してみてください！

デジタルマーケティングとは

”デジタルマーケティング”とはその名前の通り、デジタルを使ってマーケティングを行うことです。”デジマ”とも呼ばれ、急速に浸透しています。

従来のマーケティングとは異なり、検索エンジンやSNS、モバイルアプリ、Webサイト、メールなどオンライン上で顧客へのアプローチをしたり、データを収集して分析したりするマーケティング手法です。

例えば、店舗で製品を購入した後に、メールででクーポンが配られてきたり、オススメ商品が紹介されてきた経験はないでしょうか。このようにオンライン上だけでなく実店舗との連動もできるのがデジタルマーケティングの強みです。

膨大な量のデータを収集、管理することができるため、販売チャネルが多い場合にも活用することが出来ます。

Webマーケティングとの違い

よく聞く似た言葉として”Webマーケティング”があります。

Webマーケティングはデジタルマーケティングの中のWebに特化したマーケティング手法です。

Webサイトを含め、メールやIoTなどオンライン上で行うマーケティングのことを総称して”デジタルマーケティング”と呼び、その中のWebサイトに特化したマーケティング手法のことを”Webマーケティング”と呼びます。

Webマーケティングに関しては次のコラムで詳しく説明しているため、参考にしてください！

デジタルマーケティングを行う目的とは

デジタルマーケティングを行う目的は、「ユーザーとの接触機会を増加させる」「ユーザーの行動データを蓄積させる」「ユーザーに合った情報提供を行う」です。

• ユーザーとの接触機会を増加させる

見込み客との接点を増すことで、自社製品を意識し購入してもらうことが目的です。

例えば机を購入しようとしてインターネットサイトで調べていたら、その後やたらと机の広告がインターネットで上がってくるようになった経験はありませんか？これもマーケティング戦略のひとつです。

しかし、ただ接触を増やすだけでは逆効果になる場合もあります。重要なのはタイミングと頻度です。そのためにWebサイトをはじめSNSなど各方面の媒体を多角的に利用し良質な見込み客に出会える確立を上げていくのがデジタルマーケティングです。

見込み客はオンライン上に滞在し情報を集めている可能性が高いため、接触機会を増やし自社製品を知ってもらいましょう。

• ユーザーの行動データを蓄積させる

過去に店頭でアンケートを求められたり、ヒアリングをされた経験はありませんか？

ユーザーに最適なアプローチを図るためには、ユーザーのことを知る必要があります。

そのために過去には店頭でのアンケートなどを実施していましたが、デジタルマーケティングでは多様な情報を正確に素早く収集し分析することが出来ます。

オンライン上のユーザーの行動経歴、注目されているコンテンツ、実店舗でのユーザー履歴などを収集することができ、蓄積させられます。多くの情報を蓄積させられるのはデジタルの１番の強みでもあるでしょう。

• ユーザーに合った情報提供を行う

多くの情報を得られるデジタルでは、ユーザーひとりひとりに合った情報提供やアプローチをすることが可能になります。

例えば、美容院に行った3ヶ月後に「そろそろ髪を整えませんか」とメッセージが来たことはありませんか？このように、個人に合わせたアプローチを行うことが出来ます。また、退会意思のあるユーザーに対して特典を配るなどの事前対策を行うこともあります。

このように、それぞれのユーザーに合わせた最適な情報提供を行うことを可能にするのがデジタルです。

メリットとは

デジタルマーケティングのメリットは、多くの情報を収集、分析、蓄積できるだけではありません。その他にも、業務上のメリットもご紹介します。

• 従来のマーケティングに比べ低コストで行える
• 人手不足の解消
• 情報共有のしやすさ

従来のマーケティングは計画を実際に行動し成果を確認するまでに時間もコストもかかっていました。しかし、デジタルではスマートフォンひとつで行えてしまうこともあり、比較的低コストで効果を実感することができます。

また、紙媒体で情報を管理しないため、業務の効率化が期待できます。オンライン上のデータを共有するのも、オフラインと比べて素早く正確に多くの人に共有することが可能になります。

このように、デジタルマーケティングではマーケティングとしての側面だけでなく業務上のメリットも挙げることが出来ます。

デメリットとは

どんな手法でも、必ずデメリットが存在します。このデメリットを理解したうえで、デジタルマーケティングを行うかどうかを検討しましょう。

• 情報セキュリティ対策が必須
• 人間的なつながりの欠如
• 市場の過密化

情報をデータで管理するということは、そこから重要な情報が洩れる可能性があるということを把握しておきましょう。情報セキュリティを万全にしておくためには、相応の知識と技術が求められます。また、デジタルマーケティング技術は常に変化し続けるため、その絶えまない進化に応じて戦略を考える必要があります。

また、オンラインで情報を集めるため、従来のようなフェイスtoフェイスで情報を集める必要がありません。その結果、ユーザーとの関わりや繋がりがなくなってしまいます。デジタルチャネルを通して、ユーザーからの信頼を得ることは難しい試練になると考えられます。

近年、デジタルマーケティングは多くの企業が活用しています。そのため、デジタルマーケティングの市場は過密化、飽和状態となり、自社の戦略が埋もれてしまう可能性があります。オンライン上で他社との差別化を図り、ユーザーに見つけてもらうのは難しくなっているのが現状です。

このように、デジタルだからこそのデメリットや問題点があることを把握しておきましょう。

デジタルマーケティングの基本手法

実際、デジタルマーケティングにはどのような種類や手法があるのでしょうか。

基本となる手法の一部をご紹介します。

• コンテンツマーケティング

主にブログ記事を作成し、提供します。ターゲットや見込み客にとって有意義なコンテンツを提供することで、集客を狙います。自社サイトにターゲットを呼び込むことが目的のため、売り込みは避け、あくまでも認知してもらうことを意識しましょう。

即効性はあまりないものの、一度作成したコンテンツは半永久的に残るため、自社の資産になります。自社コンテンツで集客に成功すれば、費用を抑えることもできるため、中長期的なマーケティングにお勧めです。

• メールマーケティング

メールで顧客に対してアプローチを図る方法です。顧客や見込み客に対し、直接コミュニケーションを取ることができ、有益な情報提供をしたり、リピート購入を促したりすることが出来ます。

相手のメールアドレスさえ入手できれば実行することが出来るため、低コストで行えるマーケティング方法ですが、頻度が多すぎると相手に煩わしさを与えてしまうことがあるため、距離感の図り方が重要なため注意をしましょう。

• 動画マーケティング

動画を通じて商品やサービスをアピールする方法です。近年、YouTubeやTikTokなどの動画プラットホームが拡大し人気を集めています。写真や文字だけでは伝わりにくい情報を提供することができ、拡散力も大きいため認知拡大や顧客育成に活躍します。

拡散力が大きい分、不祥事や不備があった際には会社のイメージダウンは避けられないため、注意して投稿することを心がけましょう。

• SNS広告

TwitterやFacebookなどのSNSに出稿する方法です。主にユーザーのタイムラインに表示されます。SNSマーケティングとして動画マーケティングと同じように企業公式アカウントを作成し、投稿する方法もありますが、その方法ではコストは押さえられますが、不特定多数の人へのアプローチで効果が期待できなかったり、タイムラインの中に埋もれてしまう可能性が高いです。広告として表示することで特定のターゲットに対してアプローチをかけることができ、認知も期待できます。

狙いたいユーザー層がはっきりしている場合は、広告出稿をお勧めします。

☟企業公式SNSアカウントを作成する場合のメリットや注意点などは下記のコラムで詳しく紹介しています！☟

SNSマーケティングの”あれこれ”～企業公式SNSの運用ポイントとは～

SNSの普及により、公式SNSを開設している企業も少なくありません。 SNSは媒体によりユーザーや特徴が異なってきたり、誰もが簡単に使用できるためメリットだけでなくデメ…

FunnyConsultingファニーコンサルティング

• SEO対策

SEOとは、検索エンジン最適化のことです。GoogleやYahoo!などの検索エンジンでの検索結果において、上位に結果が表示されるように対策することをSEO対策といいます。上位に表示されることで、サイトのアクセス数が増えユーザーを多く集客させることが出来るため、重要な対策です。

• リスティング広告

検索連動型広告とも呼ばれるリスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したキーワードに合わせて出稿できる広告のことです。SEO対策したコンテンツはリスティング広告の後ろに表示されるため、出稿した広告が1番上に表示される仕組みになっています。

キーワードによって単価は変動するため、人気なキーワードはコストがかかってしまいますが、その分即効性が期待できるため人気なマーケティング手法です。

• アクセス解析

自社サイトにおけるユーザー行動を分析する手法です。Webサイト上で、どのページがアクセス数が多いか、どのページから商品を購入しているかなどをアクセス解析ツールを使って解析します。これにより細やかなユーザーの行動を認識することができるため、サイトの改善や狙うべきターゲットの絞り込みにも活用することが出来ます。

• MA

MAとは、マーケティングオートメーションのことで、これまで人的に行っていたマーケティングを自動化することです。見込み客の行動履歴や資料のダウンロード状況などを管理し、見込み客の収集から育成までを自動で行います。

これまでアナログで行っていたことを自動化するため、顧客との接点は減少しますが、人的な失敗が起きにくくなり、業務の効率化を図ることが出来ます。

コンテンツマーケティング	ブログ記事で自社サイトに集客
メールマーケティング	メールで直接顧客とコミュニケーション
動画マーケティング	動画プラットホームで認知度向上
SNS広告	SNSへ広告出稿で特定のターゲットへアプローチ
SEO対策	検索結果の上位に表示されるよう対策
リスティング広告（検索連動型広告）	検索結果の一番上に表示されるよう広告出稿
アクセス解析	ユーザー行動の分析
MA（マーケティング　オートメーション）	人的に行っていたマーケティングを自動化

最後に

いかがでしたか？

今回のコラムでは、”デジタルマーケティング”についてご紹介しました。

デジタルは良い面も多いですが、逆にオンラインだからこそのデメリットも存在します。

デジタルとアナログを上手く組み合わせることが重要なポイントだと考えられます。

デジタルマーケティングを上手く活用し、業務の幅を広げてみましょう！