国内のビジネスプランコンテスト5選

ビジネスプランコンテストとは、通称「ビジコン」と呼ばれ、事業計画を作成した応募者の中から新規性や革新性の高いプランを選定し表彰するコンテストのことです。受賞者には事業実行のための資金や設備のサポートが提供されるため、起業を考えている人、新しい事業に挑戦したい人にぜひ参加していただきたいコンテストです。

ビジネスプランコンテストは学生向けから社会人を対象にしたものなど幅広い種類のコンテストがあり、自分に合ったコンテストに出場することが受賞への1歩でもあります。今回のコラムでは国内のオススメビジネスプランコンテストを5つ紹介したいと思います。

ビジコンに参加しよう!

ビジネスプランコンテストに参加するとどんなメリットがあるのでしょうか。

  • 金銭的な援助が受けられる
  • プランに対するレビューがもらえる
  • 企業とのつながりができる
  • 認知度が上がる

金銭的な援助が受けられる

コンテストに受賞すると賞金や協賛金、協賛企業からの出資などが受けられる可能性があります。

新規事業や起業は、資金調達で苦戦することが多く、いくらいいプランを持っていても資金が足りなければ物事が進みません。コンテストに上位入賞すれば事業を進める大きな後押しになることでしょう。

また、資金の援助だけでなくその他のサポートをしてくれることもあるため、強力な支援を得られるチャンスです。

プランに対するレビューがもらえる

自分の考えたビジネスプランは他者からどう評価されるのか、レビューがもらえるのもコンテストに参加するメリットです。特に審査まで残ることができれば、直接審査員からのフィードバックがもらえることもあり、自分のプランを改めて見つめ直すきっかけになります。

また、他の参加者の事業計画を知ることで、新たな発見や気づきを得られるかもしれません。もし入賞できなくても、参加することで自分のプランの改善点に気づき、今後のビジネスに生かせるかもしれません。

☟ビジネスプランについての具体的なプラン作成方法はこちらのコラムを参照してください!☟

ビジネスプランをご紹介!~作り方や作る意味とは~

事業を始めるにあたり、作成するべきものは「ビジネスプラン」です。いざ作成しようとしても、作り方や、何を意識して作るのかが分からない方もいらっしゃるのではないで…

企業とのつながりができる

ビジネスプランコンテストは多くの協賛企業や起業家が注目しています。入賞を逃しても声をかけてもらえる可能性があり、そこから事業につながるかもしれません。

また、出場同士や経営者、大学教授との交流会が設けられていることもあり、新たなビジネスチャンスに繋がることもあるため、懇談会や交流会などがあれば積極的に参加しましょう。

認知度が上がる

前述したように、ビジネスプランコンテストは多くの人が注目するため認知度向上に繋がります。特に上位に入賞すれば顔や名前を覚えてもらうことができ、今後の事業活動に大きな影響を与えることになるでしょう。

ビジネスプランコンテストは入賞してもできなくても出場したことにメリットがあります。

参加しようか迷っている、気になっている人は是非一度参加してみませんか??

オススメ5選

ビジコンに参加しましょうと言っても、学生向けや社会人向けなど、コンテストにも様々な種類があります。

それぞれの特徴を持ち合わせたコンテストを5つ紹介します。自分の目的やプランに合ったコンテストを見つけましょう!

アトツギ甲子園

後継者候補である跡継ぎが新規事業アイデアを競い合う中小企業省庁が開催するコンテストです。

先代経営者がこれまでに培ってきた人材やノウハウ等の経営資源を活かしつつ、「新たに提供できる製品やサービスはなにか」「いま起こっている社会課題を解決するために貢献できることは何か」「自分自身が熱狂できるビジネスは何か」などから提案された新規事業のアイデアを競います。

応募条件は1982年生まれ以降の後継者、後継者候補であり、上位入賞者には新規事業への補助金が贈呈されます。

アトツギ甲子園公式HP:中小企業庁:「アトツギ甲子園」のエントリー受付開始について (meti.go.jp)

キャンパスベンチャーグランプリ

「学生起業家の登竜門」ともいわれる日本最大級の学生ビジネスコンテストです。

書類審査では「事業内容を明確にイメージできるか」「目標数値や資金計画、運営体制などに無理がないか」など8つの項目があり、学生だからといって夢物語を語るのではなく現実のビジネスとして正当に評価をされます。

その後実際に起業した人や事業化した例も多く、起業を考えている学生の後押しをしてくれるコンテストです。応募者が現役の学生であることが応募の条件です。

起業事例

株式会社魔法アプリ

第15回東京大会 奨励賞受賞

事業内容:VRを用いた不安障害等の治療ソフト開発

キャンパスベンチャーグランプリ公式HP:cvg キャンパスベンチャーグランプリ (nikkan.co.jp)

女性起業チャレンジ大賞

女性の起業家育成を支援するプロジェクトで、応募者が18歳以上の女性であることが条件です。

新しく起業を目指している女性や既に起業している女性、主婦や学生など、女性であればビジネスパーソンは問われません。

選考基準は他のコンテストと同様の基準に加え、「女性ならではの視点」も求められます。多くの女性が社会で働く時代になり、女性経営者も少なくありません。志の高い、挑戦したい女性を応援するプロジェクトです。

受賞事例

株式会社キンセンス

第8回 グランプリ

事業内容:吸いたい衝動のための、たばこのような香りの携帯アロマフレグランスQUIT.Sから始まる、香りとヘルスケア事業

女性起業チャレンジ大賞公式HP:女性起業家コミュニティ 起業プロジェクト (kigyopro.or.jp)

TOKYO STARTUP GATEWAY

「東京発・400字から世界を変える、スタートアップコンテスト」として東京で企業をしたい若手の起業家をサポートするプロジェクトです。

大きな特徴は400文字のアイデアを提出する点や、ビジネススクールを兼ね備え、事業をブラッシュアップしながら選考を進んでいく点です。応募段階では確実なプランではなく、400字から成るアイデア書を提出します。その後、先輩起業家による実践的な講義や応募者同士での交流を深めつつ、自分の”アイデア”を”事業計画”へと変えていきます。

応募条件を15歳から39歳までの起業を目指すアイデア・プラン段階の個人とし、若い起業家を育成するビジネススクールのようなプロジェクトです。

受賞事例

Fabmobi

2014年ファイナリスト 優秀賞

事業内容:「バイク未満のモビリティ」、運搬一輪車(ねこ車)を電動化するキットの販売

TOKYO STARTUP GATEWAY公式HP:東京発・世界を変える起業家とビジネスを輩出するスタートアップコンテスト | TOKYO STARTUP GATEWAY 2022 (tokyo-startup.jp)

Japan Venture Awards

ベンチャー企業の経営者を称えるプロジェクトです。

新たな事業立案をするのではなく、これまでの活動内容や実績、社会貢献度などから審査をされます。

応募資格は創業後15年以内の中小企業などの経営者、代表です。

コンテストではなく表彰制度ではあるものの、日本を支えるリーダーとして広く知れ渡ることで自社の認知拡大だけでなく日本の創業促進にもつながります。

受賞事例

株式会社eWeLL

第21回JVA 中小機構理事長賞

事業内容:訪問看護師の業務支援事業

Japan Venture Awards公式HP:第22回 Japan Venture Awards|創業 ベンチャー (smrj.go.jp)

まとめ

いかがだったでしょうか?

本日のコラムでは5つのビジネスプランコンテストについてご紹介しましたが、この他にも多くのビジコンが存在します。

起業を検討している方は自分の条件や目的、目標に合わせたビジコンに参加し、グランプリを目指して頑張りましょう!!

冒頭でもお話ししたように、ビジネスプランコンテストは受賞できなくてもメリットの多いコンテストです。

皆さんの夢が現実に近づく大きな一歩でもあります。興味がある方は応募してみてはいかがでしょうか?

参加したいけどどのビジコンがいいか分からない…。ビジネスプランの作成を手伝ってほしい…。という方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度当社にお問い合わせください!

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